近代スピリチュアリズムの時代の流れ
客観的心霊現象
前回書いた時代の流れを
今回から一つずつ詳しく書いていきます。
以下に述べる史実を書くことによって、
世の中に蔓延る誤謬を正すことにもなると考えました。
まずは「客観的心霊現象の時代」です。
これは物理的心霊現象とも呼ばれ、
誰から観てもそれとわかる現象のことを言います。
歴史上の人物
例えば、物理霊媒のD.D.ヒュームという人物が、
人体浮遊したり火の付いた炭を頭に載せたり(耐火現象)、
フローレンス・クックという霊媒の元に現れた
ケイティー・キングという名の女性の物質化霊は、
霊自身がピアノを弾いたり、
ウイリアム・クルックスと握手してみせたり、
交霊会に来ていた人々と話しまでしていました。
特筆すべきは、雄型と雌型を作らなくても
石膏で手の形を作って見せたりしたそうです。
ちなみに、ウイリアム・クルックスという人物は、
元素タリウムを発見した物理学者。
1882年に創立されたSPR(英国心霊研究協会)の
創設メンバーとなり、のちに会長に就任しています。
その後も、1890年にはNFS(のちのSNU)を創立。
クルックスは当初、霊の存在を否定していました。
ところが、D.D.ヒュームの心霊現象などを
目の当たりにしながら研究することで
100%肯定することになるのです。
彼は前述のフローレンス・クックをも研究していました。
D.D.ヒュームにしても、フローレンス・クックにしても
彼らがエクトプラズム(霊的なエナジー)を使い、
心霊実験を通して現象を見せていたのですが、
この「エクトプラズム」という呼び名を命名した人は
生理学者でノーベル生理学・医学賞を受賞した
シャルル・ロベール・リシェです。
そしてその成分を分析したところ、
人間の唾液や爪と同じ成分だったことが、
研究の結果わかりました。
その他にも、様々な現象があります。
芳香現象もその一つ。
例えば、周りでそれと認められていないのに
急にお線香の香りが漂ってきたり、
故人の懐かしい匂いがしてみたり、
どこからともなく生臭かったり、獣臭かったりする、などです。
物品移動(アポーツ)や物品消滅(アスポーツ)なども
客観的心霊現象の一つ。
また、西洋版のコックリさんに使われた道具が
ウィジャボードと呼ばれるものですが、
日本におけるコックリさんにも
同様のものがありました。
これに繋がる現象が、自動書記です。
テーブルターニングと呼ばれる簡易的な降霊術で
霊が降りてきて霊媒に何かを書かせたり、
ペンが宙を舞いながら、メッセージを書いたりするもの。
現代ならば、降りてきた霊が、
パソコンのキーボードで文字を打つイメージでしょうか。
その他にも、変貌現象(表情や顔形が明らかに変わる)や
ポルターガイスト(騒霊)現象、ラップ(叩音)現象、
そして心霊手術や念写、心霊写真に至るまで、
実に様々な現象があります。
まとめ
近代スピリチュアリズムの素晴らしさは
ただ現象が起こったことだけを記録するに留まらず、
その現象に科学のメスが入ったということです。
1848年のハイズビュー事件から、
心霊研究が始まり、
物理的心霊現象が世界のあちこちで起こるにつれて、
その研究は益々盛んになっていきました。
ノーベル賞受賞者をはじめ、
現世において当時影響力を持っていた人物たちも、
近代スピリチュアリズムに多大な貢献をしてくれました。
あの「シャーロック・ホームズの冒険」で有名な
アーサー・コナン・ドイル卿もその一人でした。
今回は私が学ぶ近代スピリチュアリズムと
似非なスピリチュアルの違いが、
歴史を紐解くことで、
徐々に理解出来るのではないかと感じ、
時代の一つ一つを
このブログから少しずつ書いていこうと思った次第です。
次回は、客観的心霊現象の次の時代となる
「主観的心霊現象の時代」について、詳しく書きたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
それでは次回まで必ずお元気で。
管理人
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